永山子ども基金からの連帯のインパクト イエルバテロより
■ペルー・リマ・イエルバテロのジャネットからの報告 (2020年9月26日)
パンデミックの中でいかに生活しているか?
多くの家族は、親が失業し、かなり苦労して生活しています。また、経済的な収入が望めないのは、販売の機会を失うことが多く、在庫を保管しなければならず、時としてそれらの商品を自治体に取り上げられ資産を失うことになるからです。
居住する場所の家賃を支払えないという困難もあります。また、場所代を支払えないため、商品販売のためのスペースを失うこともあります。これらの家賃や場所代のために必要な収入がないのです。
同時に、zoomで接続して学校のオンライン授業を受けるためのインターネットが全ての家庭にあるわけではありません。携帯電話もあるけれど、子どもたちは勉強に苦労しています。そのため、彼らはボランティアの力を借りて学力補強を行っています。
連帯支援を受け取った人たちの具体的な現状は?
地元市場の周辺で様々な商品を販売するスペースを借りて、仕事を再開した家族もいますが、大多数は仕事を失い、そのうちの何人かは地域の様々な通りに出て非正規な方法で商売をしています。
親族を亡くした家族は、愛する人を失ったことに折り合いがつかず、まだ悲嘆に暮れています。中には、個人的に抱える問題をオープンに話す人もいれば、心理的サポートを受けている人もいます。家族それぞれの状況に合わせ個々に寄り添ってきました。
Covid-19感染の事例もあります。
この支援が彼らにどのような恩恵をもたらしたのでしょうか。
送られた支援で多くの恩恵を受けています。食糧を購入するための現金を持ちあわせていないので、時には1日1食しか食べていない人もいます。また、近所の人と協力して、共同鍋(炊き出し)を準備するために持ち寄る野菜を探しに出る人もいます。そのため、今回の食糧支援で彼らが受け取った食料カゴは、日々の食料や共同鍋の材料として大いに手助けになりました。
■永山子ども基金からの食糧支援・食料カゴを受け取った3名からの声
(2020年9月26日・写真は5月のもの)
私はレナトです。私には勉強している3人の子どもがいます。私の仕事は子ども達のパーティー(私は道化師です)を盛り上げることですので、このパンデミックで影響を受けています。
3人の子どものうち一人は、集中力の問題があります。昨年までは彼を、言語コミュニケーションと社会性を高めるため、彼の仲間とともにセラピーへ連れて行ってました。また、私が雇われた仕事に彼もピエロの格好をして一緒に参加していました。
今となっては、普段はお菓子やケーキを販売している妻もろとも仕事がありません。あなた方のサポートのおかげで、朝食や夕食のための食品を手に入れることができました。月曜日から金曜日までの昼食を提供してくれていたMANTHOC、応援してくださった皆様、ありがとうございました。
私はフランチェスカです。私は16歳で、4人兄弟です、私たちは借りた部屋で母と二人で暮らしています。私は7年間マントックに参加しています。
Covid-19は私の家族に影響を与えました。祖父は5月に亡くなりました。母は感染していましたが、神のご加護でひどくはならず、隔離のあと無事に回復しました。
父は今のところ安定した仕事がなく、小さなことをやっているだけで、私たちに与えられるものはあまりありません。 姉のカルラと私は子ども達のパーティーを開催してきたのですが、現在は感染症の影響で上司が契約を受けておらず、仕事に呼ばれることがなく、基本的な食材の入手が金銭的に困難な状況です。いただいた食料カゴのおかげで、家族全員分の食事を作ることができました。
私はエヴァ、11歳です。お母さんは数年前に亡くなりました。サンファン・デ・ルリガンチョにある叔父さんの家の一室で、父と一緒に暮らしています。父と私はキャラメルを売っていました。でも、パンデミックになってコンビ(街を走るマイクロバス)に乗せてくれません。特に子どもの私は。
父は、アルコール依存症で悩んでいたにもかかわらず、できる限りのサポートをしようとしてくれていて、マントックのアドバイスのおかげで、私と仲良くして、お酒を飲まないようにできる限りのことをしてくれています。
マントックに参加している家庭への食料カゴの提供は、私たち皆にとって、特に今の状況の私にとって大きな助けになっています。ご協力ありがとうございました。