ペルーの働く子どもたちからの食糧支援報告2020〜メッセージ映像あり〜

ペルーでは、10月4日時点で感染者は約82万人、感染死亡者は3万2000人を超え、現在でも毎日感染者が数千人規模で増えている現状です。
未だ解かれない非常事態宣言下で、仕事を失い、毎日の食事もままならないほど困窮の度を深めている子どもたちもいます。

2020年6月、窮状を知った永山子ども基金は120万円の食糧資金をペルーへ送りました。働く子どもたち団体のMANTOC(マントック)、MNNATSOP(ナソップ)を通じて、10地方15カ所、291家庭1164人が食糧カゴを受け取りました。
食糧カゴの中身は、米、砂糖、牛乳、レンズ豆、エンドウ豆、麺類、魚缶詰、油、卵、鶏肉、マカロニ、ジャガイモなどです。

次の映像は、食糧カゴを受け取ったペルーの子どもたちが普段の生活の場から送ってくれた、永山子ども基金へのメッセージです。

支援を受けた食料は、近所の人と食材を持ち寄って「共同鍋」を作り、さらに広い人たちに提供して連帯している、と聞いています。

ペルーの多くの子ども達が歯を食いしばって家庭を維持してきました。今回のコロナ感染症の蔓延はその子ども達が自らの環境・置かれている場所、その抱え込んだ貧困さ加減を再確認している時間です。少しでも彼らの生活に役立つ支援を継続できたらと思います。

(義井豊)